希望のごはん 夫の闘病を支えたおいしい介護食ストーリー

ご主人が口腔底がんになられ、その闘病生活を支えるために介護食作りにチャレンジされたクリコさん。

「食べることは生きること」とクリコさんは言われています。噛む力がなくなって食べることができないため痩せてしまったご主人でしたが、クリコさんが工夫して作った食事を喜んで食べて太っていったとのこと。そしてご主人は職場復帰も果たされたそうです。

その後残念ながら再発してしまって、ご主人の闘病生活は3年半。でもその3年半の間ご主人を喜ばせた食事には、クリコさんの愛が詰まっていました。

この本にはクリコさんがご主人のために作った介護食のレシピが惜しみなく紹介されています。介護職を必要としている誰かのためにレシピを役立ててもらいたいというクリコさんの願いに感謝しながら、皆さんにご紹介したい本です。

この記事を書いた人

渡部 礼子

私の母は86歳。今も父のために食事の用意をしてがんばっています。でもさすがにだんだんと料理するのがおっくうな様子です。

一方で私自身も血糖値が気になってきて、食生活の改善が必要になっています。そこで興味を持ったのが、とにかく簡単な料理。「〇〇と〇〇の〇〇」みたいな簡単な料理です。

野菜はもちろんのこと、きのこや海藻をつかったメニューを中心に、簡単につくれる料理。作り置きできて楽ちんな料理。そんな料理を紹介していきたいと考えています。

また、映画や本のことなど、短いエッセーのような形で書いてみたいとも思っています。お時間があるときにご覧くださればうれしいです。